まずコメントくださった、きなこさん。
刺繍の指導者の話は、近日中にお答えしますねー♡お待ちくださると幸いです♡
さて。
「ミリさんの子育てのお話を聞かせてください。」
と、たまに言われますが。。。
子供達の子育て。。
うーん。
幼稚園が近所でしたから、遊ぶのばっかりで6歳までたいしたお稽古はさせませんでしたし、知育が流行り出した頃でしたから「くもん」的なところも行きましたが、
「私が」(笑)飽きてしまい、(これでいいのだろうか)と辞めたりして、あとは自己流だったなぁ。
なんか、お受験にも熱が入らなくて、いまでもそれが良かったのかどうか考えます。
だけど、熱が入らなかったのだから仕方ない。
たまにエルメスのハンドバッグがいいんだろうなぁと思うこともあるのですが、
たまに似合わない人が持っていたり、
たまにすごく似合う人が持っていると、
私は似合う人になりたいけど、
持ち歩いている自分が好きかどうか考えてしまって。
そのうちに、誰でもみんな持っているのが目に入るようになると、
みんな持っているのはやだなーとか思うようになって、
60歳くらいになったら似合うかなとか。
二つだけ持っているエルメスは、ひとつは海外土産で、もう一つはセカンドハンド。
なーんか、似合うか似合わないかわからないうちにこの年齢になってしまいました。
お受験も、そんなことと似たようなこと考えているうちに通り過ぎてしまい。。
子供達のこと考えて、どうしようかなと思ううちに自己流の道へ。
どっちもわかる人にしたかったんですよね、王道と非道の。
小さい頃にいちばんさせたのは、小麦粘土。
小麦粉に食紅を溶いたお水を混ぜて粘土にして、おままごとは何十回いえ数百回はしたかわかりません。
「小麦粘土、する?」
って聞くと、つかみ合いになりそうだった二人の喧嘩一歩手前が、一瞬で収まるくらい好きだったので、
いつも此の手で切り抜けましたから、
結局二人は生まれてから一回も喧嘩をしないで大きくなり、
いまでも喧嘩にならないのは、この小麦粘土のおかげと感謝していますm(_ _)m
ほんとは、少しでも自分の時間が欲しくて…粘土なんかに夢中になってくれてる時間に自分は編み物したかったのがホントの理由でしたけれど。
絵本もたくさん読みました。
図書館に通うのが毎週の決まりで、毎回二人分を借りてよく読んだなぁ。
特にファンタジー系の。
「魔女図鑑」はものすごいハマって、
近所の図書館の受付のおばさまが、「魔女の新しいの入ったわよ~。」と覚えてくださるくらい魔女ばかり借りまくりました。
ジブリのビデオも、擦り切れるほど観ていました。
あとは外国のディズニーの「Song along」みたいなミュージカル系の。
それに、モーリス・センダック「かいじゅうたちのいるところ」みたいなマニアックなものから、
「ネバーエンディングストーリー」
「チャーリーとチョコレート工場」
「ナルニア国物語」
「ジュマンジ」
「ラビリンス」
などなど。
これも、少しでも自分の時間が欲しくて…でした。
こんなにビデオばっかり観せてて良いのだろうかと思うくらい長女は観ていましたが、
映画が好きな子だったんですね、たぶん。
中学に入った長女はそのうちひとりで「アメリ」なんか観に行くようになり、
ロンドン芸大の頃あたりから「ママ、あのね、知り合って気が合う友達だな~って思うとだいたい観てきた映画が同じなんだ~。」
と嬉しそうに言うようになりました。
TSUTAYAがないと生きていけない子。
一方、次女はあんまりビデオを観ないクチで、
積み木とパズルばっかり。
いつまでも大人しく、ほんと、根気良い子でした。
そして、シルバニアファミリー、段ボールの家作り、と建築家かと思う遊びばかり。
昨日、仲良し3人で話していると、子供の就職先がそれぞれの家庭のカラーを反映していて、
それぞれがそれぞれらしく育っていて「良かった良かった」とニコニコしていましたが。。
子育てに答えなんてないですけど。
ほんと、答えなんて出ていません。
ていうか、「答え」ってナニ?
って話デスよ。
学校行って、就職して、結婚して…。
私のお友達のお友達のお友達には、地位のある方々に嫁いだ人も多いらしく、
だけど旦那様とうまくいってないから、今から数十年の老後どうしようかと。
今さら別れても生活が。
みたいな話…。
「人も羨む結婚して…」の、その先が「答え」???
それが「答え」だとしたら辛いコト。
そして、私みたいに飛び出した人が正解かというと本人が言いますからホントのことですが、良かったか悪かったかなんて、わからない。
…ちょっとだけ良かったけど(笑)
まぁ、まぁ。
だけど、こうして思い返してみると、
子供の「好きなもの」に、どこかヒントがあって進路や就職先が決まっていった。
親はさりげないフォローしながら…。
ウチの長女に「銀行に就職したら?」なんて言ったら天地がひっくり返っちゃう(笑)
グラフィックデザイナーでブロガーみたいな日々に、
いつのまにか自分で進んでいる。
この方は、長女が崇拝してやまない世界的グラフィティアーティストのANDRE氏。
詳しくは自分で書いています。
グラフィックとグラフィティの違いも最初わからなかったママですが、
これ、や。
これに見覚えのある方も、いらっしゃるハズ。
カルチャー世界的にはすごーい人らしいの(笑)
そのカルチャー世界的って言い方も合っているかわからない母、なんですが(笑)
ま、本人が健康で、お友達がいて、パートナーがいて、楽しそうに一生懸命に生きていてくれることが一番デスよね♡
やっぱり私はエルメスよりプラダを着た悪魔が好きかなー。