お待たせしました!
さて、これがラプサンスーチョンの茶葉です。
5年寝かせています。」
へぇ。
中国茶みたいに寝かせるのね~。
と。
中国茶のお作法で淹れていただいた茶葉の香りは、
期待していた私の知るラプサンスーチョンとチョット違う。
あの、正露丸のような…と噂されるラプサンスーチョン。
実はあの独特の香りを、
我慢して飲みオトナのふりをする人もいるという。
そんな強烈な香りがいたしません。
5年寝かせたラプサンスーチョン。
一口飲んでみると、本当に「香りが深く沈んでいる。」
そして、いつまでも口腔内に甘い香りが続きます。
二煎目、三煎目、四煎目…。
そして七煎目くらいまでいただきました。
全て違う香りが感じられ、
いつまでも旨味が残り香となって。
正山少種茶葉本来の香りには、
松ヤニのような香りが強くない代わりに、
小学校の時に烏龍茶を初めて飲んだ時のような「知らない香」がしました。
烏龍茶ともまた違う。
どこにもない香り。
スモーキーであるけれど、
透明感とほんの少しのミント香、
最後にライチと柑橘類の皮のような香りがしました。
聞くと、皇家紅茶の意味は、
17世紀初頭に茶葉がヨーロッパに輸出されすぐに人気となり、
以来、ここの茶園の茶葉が英国王室ファミリーへ献上されてきたことの証だそう。
最初の英国からの宣教師ロバート・モリソン(1782-1834)の書いた英語-中国語辞典に「茶」や様々な中国茶の種類が出ていますが、
武夷茶、それがここの茶園の茶葉だというのです。
お値段は、
中国なのに100グラムで数千円もしました。
完全なるオーガニックで、
ドイツのBCS、アメリカのNOP、
HACCP、ISOも取得している福建省の最高級ブランドだそうです。
お高いのでたくさん購入することは出来ませんでしたが、
私があまりにも感激しているので、
今回通訳してくださった朱さんが「いずれどうにかして福建省武夷山のツアーを致しましょう。」
と言ってくれました。
こんな大発見をしたのですから福建省武夷山に行ってみたくなりました。
今回はとりあえず少しだけ買ってきました。
どうにかして、日本の皆さまにも味わっていただきたいです。
上海の実力者に、お願いしておきますっ。