教育学を学んだ私の卒論は、
「大正期における自由画教育運動」
でした。
お恥ずかしいくらいの卒論でしたが、
自分なりに一生懸命に書きました。
原稿用紙を何回も何回も破り捨てて…。
ワープロもパソコンもなかったですもの。
ね、私達の時代は。
そこで卒論の研究のために
ひとりでお話を伺いに行ったのが
自由学園でした。
自由画教育というのは、
子供の個性を伸ばす
という、
今では普通になった絵画教育ですが、
大正時代は
「お手本のように描きなさい」
が、日本の教育だったので、
大正デモクラシーの中で
自由に絵画を描く…というのは
かなり、ブッとんだ教えでした。
私は、そんなブッとんだ考え方が好きで、
これを題材に選んで研究論文を書きました。
みきちゃんがお花を担当している…
という。
なんとなく結びつけたい気持ちは
私の心のファンタジーです。
学ぶ
をテーマとすると、
植物を学ぶシリーズなので、
来年2019年は
明日館で
このSTUDYシリーズを中心とした展覧会を
あの教室をお借りして
フランクロイドライトのデザインした
大正時代の椅子をお借りして
やりたいのです。
刺繍を愛する人が
STUDYのミモザやアジサイや
薔薇などを刺して
学び舎を使って展覧会をする
という
夢が叶うといいなぁ…
と思います。