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Channel: 岡田美里オフィシャルブログ「まだ見ぬものがあるところ」Powered by Ameba
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京都で茶の木の原木に出会う

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昨日は京都の萬福寺で

国立民族学博物館名誉教授、和食文化国民会議会長、伝承料理研究家の先生方と座談会でした。




和食がユネスコの無形文化遺産に登録となったときに御尽力された先生方です。





あの、

登録が決まった当時、

私達は「料亭の和食」を想像しましたが、

先生方云く、

家庭料理や健康的な食生活、

自然の美しさや季節行事の表現のことなのだそう…





「もっと和食を堅苦しく考えずに

軽い気持ちでだしパック使ってもいいんですよ」

と、

京都中の有名料亭の料理人さん達が師と仰ぐ先生が

おっしゃるので、

そっか、

和食、がんばらなきゃ。

の勉強になった1日でした。




私達の世代が和食をやらなかったら、

若い世代はもっとやらなくなる。

そんな危機感も込めた内容の座談会でした。



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萬福寺は、
宇治にあり普茶料理(精進料理)発祥のお寺です。


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そのお寺の門の手前に、
駒蹄影園碑という、
宇治茶の
茶の木の由来の歌碑がありました。
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右側は茶の木です。


宇治における茶の栽培は、

京都栂尾(とがのお)高山寺の明恵(みょうえ)上人によって始められたと伝えられます。

明恵上人は、師匠の栄西禅師が中国から持ち帰った茶の種子を、栂尾深瀬の地に播きました。

上人はその後、茶の普及のため山城宇治の地を選び、茶の木を移植。それが宇治茶の永い伝統の、記念すべき第一歩だったのです。

歌碑宇治にある万福寺の山門に明恵上人の歌碑

『栂山の尾の上の茶の木分け植えて 跡ぞ生うべし駒の足影』

「駒」とは馬のこと。

上人が馬にのり、その馬の足影(足跡)に茶の種を植えることを教えた様子がこの唄には詠まれています。


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なんだか、
こういうブログって、
オバさんっぽいですね。
でも、
和食を意識して伝承していきましょうね、
の学びの一日でした。

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