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Channel: 岡田美里オフィシャルブログ「まだ見ぬものがあるところ」Powered by Ameba
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石鹸-その2-

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「とても色々なことをなさっていますね」

と言われます。



はい、確かにそうですね。
ほんと、そう…
そのお仕事の数だけプロジェクトがあります。




もし、
私が大きなブランドのデザイナーであるならば、
化粧品部門のスタッフ
タオル部門のスタッフ
エプロン部門のスタッフ
ジュエリー部門のスタッフ
帽子部門のスタッフ
食器部門のスタッフ
紅茶部門のスタッフ
ガラス部門のスタッフ
さん達がいて、
そこにはそれぞれエキスパートがいて…




ですが、
私の場合はメーカーさんが全部違うワケで…
そんなメーカーさん達が
私にたくさんの情報を教えてくださいます。




逆に、
いつも同じプロダクトに向き合うメーカーさんは、
岡田美里というイメージしやすい「被写体」
がいると、
「なんか、こんな感じ」
「ミリさんのこと考えていると、
イメージしやすくてアイデアが湧いてきます!」
と、
おっしゃってくださいます。




私の役割は、
「絶対にニセモノの香りはイヤなんです」
とか、
「タオルの風合いは、この感じで」
などの判断というか、
色をパントーンカラーという色見本から選ぶ場合もありますし、
「紅茶の種類は、これとこれ」
と、
学んできた中からセレクトさせていただく場合もあります。





今回のミリズファインソープは、
{AED7ED24-7CF9-4A41-BE38-0D0EE6E08DD1}

まずネーミングは自分で考えました。
色を白と黒にする、
も、自分で考えました。




そして、
グラフィックはロンドンから
帰国してから手描き専門のグラフィック事務所で
下積みをした菊乃の手描きで、
箱のデザインは、
インテリア建築を学んだ小春に設計図を描いてもらいました。
「ママを助けてー。」
と、頼みました。
「ママ、絶対にこのフォントは使っちゃダメ」
「これは、それっぽくしたいブランドがみんな使ってるの。それはダサいから、ダメ」
と、
若い人に教えてもらいました。




すぐ近くで「これ、こうじゃない?」
と話しながらのほうが、
思ったように進んで…
ありがとね。




英文は、全て私。
オーガニックの優しさが出るように考えました。




つづく




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